#アンチスティグマ #リカバリー #こころの病の回復の道
デジタルプラットフォームと存在の確認
現代において、当事者の「語り」と活動は、デジタルプラットフォームによって広がりを見せています。NPO法人コンボは、当事者が本音の言葉を発信し続けるプラットフォームとしての責任を担っています。
ウェブ解析の仕事を通じて、筆者は世の中の事柄が浮かび上がってくる時があることに気づきました。例えば、「オーバードーズ+自傷」「オーバードーズ+自殺」といった検索キーワードでウェブサイトにアクセスしてくる人々が増えている状況があります。
オーバードーズや自傷行為は、周りからは驚かれ、やめてほしいと思われる行為ですが、ウェブ解析から、これらの検索をして当事者の記事にたどり着いた人は、生き残るために行っているのだろうと解釈されています。彼らがコンボのウェブサイトにアクセスしていることが確認されるたびに、「その人はまだ生きているのだ」という事実が確認され、安堵が得られます。
この孤立の中にある人々の「どうしようもない」という困りごとに対して、ピアの経験に基づいた回答(例えば、日記を書くことで一日一日生きてきた)を提供することこそが、当事者活動の重要な戦略となります。
リカバリーは、当事者が孤立から抜け出すために決定的に必要であり、薬は孤立に関しては全く役に立ちません。
この孤立をなんとかするのは、リカバリーの過程にある精神障害者たちが、孤立している仲間に自分たちを発信していくこと以外にはないのです。
アンチスティグマとは、当事者が自らの存在を肯定し、その声をシステムと社会に届け、水平な関係性の構築を要求し続けることであり、その活動の継続こそが、スティグマを解消し、社会全体を変化させるための確かな力となるのです。
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