#国境 を越える #スティグマ と #情報戦略
国境を越えるスティグマと情報戦略
スティグマの問題は国際的であり、当事者は常に、自らの病状を隠すべきか、オープンにすべきかという課題に直面しています。
7.1 国際移動における薬物申告のジレンマ
当事者が国際的に移動する際にも、スティグマによる不安がつきまといます。
2003年のWFMHメルボルン大会への参加時、精神疾患のための処方薬をもって入国審査に挑んだ時に、筆者は薬を取り上げられるかもしれない、あるいは入国できないかもしれないとびびっていました。
このエピソードは、国や個人によって、病気を隠すことが最善の防御策となる場合と、正直さが偏見を打ち破る場合があるという、スティグマ対応のジレンマを示しています。
7.2 貧困国と富裕国のスティグマの格差
WFMH大会では、スティグマが国際的な問題であることが確認されています。
アフリカ大陸の貧困国では、精神保健の予算が感染症やHIV対策に優先され、精神病らしい人は病院にかかるよりヒーラー(呪術師)の所に連れて行かれます。
ヒーラーがお酒を勧めたり、自傷行為をする人にお酒を勧めたりする行為が行われています。
クリニックに行くと「狂っている人として、コミュニティから出される」地域もあります。
貧困国では、一番近い精神病院へのタクシー代(往復40ランド)があれば、1週間家族が食べていけるため、当事者は治療を諦め、孤立を感じる人が多いという現実があります。
この極端な貧困は、当事者の健康だけでなく、社会参加とリカバリーの機会を奪う、最も深刻な構造的スティグマとなっているのです。
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