#アンチスティグマ の戦略と #リカバリー の両輪関係
アンチスティグマの戦略とリカバリーの両輪関係
スティグマを解消し、当事者の主体性を回復させる活動は、リカバリーの旅そのものと不可分な関係にあります。
3.1 リカバリーとアンチスティグマは「自転車のペダルと車輪の関係」
当事者としての結論として、「リカバリーの過程にいる当事者が増えれば増えるほど、世の中からスティグマは減り、世の中のスティグマが減れば減るほどリカバリーの過程に入り込む当事者が増えていく」という関係性が述べられています。アンチスティグマとリカバリーは、例えて言えば互いに自転車のペダルと車輪の関係にあり、どちらかが回ればもう片方も回る車の両輪です。
リカバリーは、リカバリーストーリーの語りを聞くことや、ロールモデルとなる当事者の生きる姿勢から感染するとされています。一旦リカバリーに感染すると、どんなに病気が悪くても、どんなに社会的な指標や回復の指標が低くても、人間としての普通の苦労をし続けるしかなくなるのです。
3.2 アンチスティグマのための三原則
国際的なアンチスティグマ活動では、スティグマをなくすための具体的な戦略が共有されています。
1. プロテスト(抗議):差別的な言動に対して異議を唱えること。
2. 教育:精神疾患や回復について正しい知識を伝えること。
3. 実際に会うこと(直接接触体験):精神障害を持つ当事者と直接出会い、話を聞くこと。
特に「実際に会うこと」は、偏見を解消する上で最も力があるとされています。
リカバリー全国フォーラムの最大の価値は、立場を超えた完全に水平な関係性を参加者全員に約束し、維持し続けていることにあり、当事者との直接接触によって、目を覚ます専門職が多く見受けられる場となっています。
リカバリー全国フォーラムでは、参加する動機が「誰か」に「直接」「会い」に行き、立場を超えて「触れ合う」ことです。
この直接接触体験の提供は、学校現場で言えば教諭や管理者、事務員なども、精神疾患を持つ当事者に直接接触することで、大人から子供へのスティグマの継承を起こさないという目的も持っています。
3.3 経験の語りが持つ「エビデンス」としての価値
当事者がアンチスティグマのために何を話すべきかという問いに対し、カーメン・リーは「just your story!」と答えています。
当事者が人前でアンチスティグマのために話をすることは、経験したストーリーを誠実に話すこと、ストーリーそのものを話すことが最も力があるのです。
当事者の経験は、私たち当事者が実証できる事柄であり、当事者の経験の語りが、エビデンスであると主張することは、当事者だけに許されることです。
当事者が自分のストーリーを話すワークショップは、「私達は建設的な人間だ」というメッセージをわかってもらうためのものであり、当事者が話すことがスティグマを減らしていくのに一番力があるのです。
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